①各種ズサキャン関連解説
②フライングドック==========
本記事は上記2項目の構成になります。
中級犬用コラムということで、機体スペックや武装の説明は省略します。
ラゴゥの各種スペックに詳しくない方は、Wikiの機体別ページを読んでください。
==========
①各種ズサキャン関連解説
ラゴゥのズサキャン(以下ズサCと略記)は大きく以下の5つになります。
----------
◆1-特格ズサC
◆2-特射ズサC
◆3-特格虹C
◆4-振り向きメインズサC
◆5-サブズサC----------
◆1-特格ズサCラゴゥのズサCの基本。初めはBDC×6>>特格(OH)などから練習し、
慣れてきたらBD持続旋回→隙を見て特格、という感じでOH以外でもズサCできるように。単体硬直時間では特格よりも特射の方が短いのですが、特格は移動系硬直の短さから
ズサC⇒盾などの流れでは特射⇒盾よりも早く、回転中にシールド判定が出る程です。
また、盾仕込み特格からシールドモーションを挟まずにBDCできれば、
仕込んでいてもいなくてもブースト消費は変わりません。
OH特格を狙われた時などに咄嗟に出せるよう、盾仕込みの癖を付けておくと良いです。
同じ理屈で特格⇒垂直上昇(特格からジャンプボタン押しっぱなしでブースト回復から最速で移行)も
特射⇒上昇よりほんの少し早いため、覚えておきたい行動の一つです。逃げや頭上取りで使えますが、上昇速度はいいもののブースト消費が激しく、
たった1秒でもブーストゲージ半分以上が消費されるため、加減が重要です。
使用頻度の高い特格ズサCですが、欠点として誤射(誤格?)が意外と起きやすく、
上方ベクトルの受け身不可ダウンが仇となって誤射始動のダメージ損失リスクも大きいです。
相方の動きがラゴゥの近くへ着地するように視認できた場合、事故回避に努めましょう。
特格ズサCは後述する特格虹Cと併用することで真価を発揮します。
また、他のズサCとの使い分けについても後述します。
----------
◆2-特射ズサC特格と並び立つラゴゥのズサCの基本。射撃しつつのブースト回復で攻防一体の行動です。
特射ズサCは硬直がかなり短く、OH特射→ブースト回復→最速ステップorBDCという流れの場合、
OH特格よりも早く動き出せるためコチラの方がベターでしょう。また、特射ズサC→攻撃行動という動きの場合も特格より早く繋げられます。
とくに「特射ズサC⇒前格」は少ないブースト消費で上昇から前進をこなせるため、
ズサCからの動き出しの選択肢の中でも優秀な連続行動です。
※解りやすいように矢印つなぎの表記で書いていますが、特射⇒前はキャンセルではなく
あくまで硬直解除からの最速行動でつないでいるだけなので、
サーチ替えによって前格突進部分のベクトルを敵の射線から逃がすことも可能なことは覚えておきましょう。
(マキブでは特射⇒前のキャンセルルートが解放されたため注意してください。)特射ズサの欠点として、バクゥの弾数6分の3発を消費してしまうこと、
弾数が0だったり画面内にバクゥが4機以上いる場合は出せないこと(モーションすら取れない)、近接択として用いる機会もあるためそもそも無駄撃ちはあまりしたくないこと、等が挙げられます。
これをケアするためにも、特格ズサCと混ぜて用いることで、特射の弾数を温存する必要があります。
----------
◆3-特格虹C接地中の特格をステップキャンセルし、ステップ硬直を抜けた後のブースト回復を待つという方法。通称「特虹」です。
ブースト回復を狙っての特虹以外にも、単純に地走からステップを挟みたい時などに使います。
(BDCより虹Cの方がブースト消費は大きいので多用は禁物。)
ブースト1/3ほど消費。つまりブーストゲージが1/3以上残っていればOHせずに特虹が完了します。
特格を最速ステキャンした最速特虹は、跳びキャンとブースト消費量の差がそこまでないため、
ラゴゥで跳びキャンを使うことはあまりないです。
特虹(+出来れば射角内メイン)でのブースト回復完了後は、微ディレイからの横ステップや前格がお勧め。
BDだと初動に攻撃が刺さりやすいので気を付けましょう。
特虹でOHしてしまうと通常は空中ステップに移行してしまうのですが、
ステップの初動で特格や特射を行えば接地判定を維持しつつズサCが可能となります。
ブーストミリから特格>特格or特射ズサCとすればなかなか攻撃を刺しづらい格好に。習得必須です。
----------
◆4-振り向きメインズサC文字通りの行動でズサCします。が、振り向きメインの硬直は特格や特射より大きく、
そもそもメインの射角が前方180度ある(真横でも撃つので実質180以上な)ため、
ズサCとして使うよりも
「どうしてもこのタイミングでメインで攻撃したいから」といった時にメインを振り向き打ちしたら、ズサCもオマケで付いてきてラッキー♪
という積極的とも消極的とも言える理由で起きてしまう、偶発的な使用が大半です。
一応、後ろ方向へのBDからメインすれば、行うだけなら確実にできます。
メインの射撃性能が高かった無印エクバの頃は相打ち上等でこの行動を取る機会も多かったのですが、
他のズサ行動と違い移動慣性が消えることや、前格へのキャンセルが可能になったこともあって
フルブにおいてはその限りではありません。
※ズサCとは違いますが、後格出し切りからのメイン射撃派生で着地すると
本来の着地硬直を上書きする形での着地キャンセルができます。----------
◆5-サブズサCメインと違い、こちらは射角が無いためズサC自体は簡単。
しかし4発発射時の硬直はかなり長く危険で、ビームキャノンの弾数4発消費も厳しいです。そのため、振り向きメインズサCと同じく「ブースト無いけどサブ刺したい」時に使うことが多いです。
弾数が3発以下の際には硬直が短くなり、2発発射の時点ですでに特射より硬直が短く、
1発or空撃ちの場合は信じられないくらい早くなります。
(連射に入ってからでもリロード状況をチェックするため、サブ入力時点で1でも
連射中にリロードされると2発発射するという仕様である点は留意しておきましょう。)
上記の仕様を利用して、メイン残段数1以下でサブ>>サブ>>サブ…とすることで
慣性移動も相まって素晴らしい機動力で動き回れます。
ズサCによるブースト回復も挟み放題。……相方も追われ放題になりますが。
覚醒が貯まっている状況で、かつビームキャノンの弾数数が少ない場合、
このハッスルわん子モード(仮称)で逃げ回るのも選択肢の一つです。
----------
§各種ズサCの使い分けについてそれぞれのズサC行動の解説を読んでいただければわかることですが、
基本は「特格ズサC」、「特射ズサC」、「特格虹C」の3つを組み合わせて立ち回ります。ズンダ4射>>特格>特射(⇒ブースト回復) といった行動をいつでも引き出せるよう
フリーバトルなどで練習を重ねましょう。
一方メインやサブでのズサCは弾数消費や慣性、硬直時間の観点からあまり取るべき行動ではなく、
相手の硬直に射撃を刺したい場面でのみ行うようにしましょう。
==========
②フライングドック
・フルブへの移行に伴い、メイン→前格のキャンセルルートが解放された
これによりBD中でもメイン→前格とすることでBDC盾前格などを介する必要がなくなった
・前格闘のダウン属性がバウンド(=受け身不可ダウン)に変更され、
さらに特格へHIT時キャンセルが可能になった
・特格からも前格闘へHIT時キャンセルが可能になったため、
OHでも完走できる高カット耐性&高威力のループコンボが可能になった
・敵に降りテク持ちの機体が増え、ラゴゥ側のメインの性能も落ちたことから、
ズサキャンとメインを組み合わせただけの中距離戦では勝ちにくい環境になった
・地走殺しな武装がいくつも追加され、適度に高度を取らないと一方的に狩られるような対戦カードが増えたこうした事情から、フルブ以降のラゴゥは前格(や垂直上昇)を用いて
定期的に高度を取る立ち回りをする必要が出てきました。
本項ではその上昇系行動を混ぜた立ち回りの解説をします。
----------
§上昇に伴う注意事項注意事項その1。wikiにもある通り、上昇~滞空中はメイン射撃がまともに機能しなくなります。
飛んでから接地するまでの間、敵への射撃は基本的にサブ射撃で行うことになります。
注意事項その2。ラゴゥはステップ&ブースト上昇ともにブースト効率が悪いです。
そのため、他の機体と同じようにピョン格からフワステを踏むとか、上昇からフワステするといった流れを
手癖で行ってしまうとブーストゲージがもりもり減ります。
BDCでの落下→地走移行を基本的行動として念頭においておき、
空中でステップを踏むにしてもフワ上昇は迂闊に混ぜないほうが良い場合も多いです。要矯正。
----------
§ズサキャンから上昇する※振り向きメインとサブでのズサCからの上昇は除外。
◆1-特格ズサCからの上昇【特格⇒垂直上昇】基本。上昇速度が非常に早く攻撃や敵機を振り切りやすい。近接機体相手への拒否に。
【特格⇒微上昇⇒前格】基本その2。特格から最速前格だと特射と違ってかなり遅いため、上記の上昇を間に挟む。
ほんのわずかに飛ぶだけなら垂直上昇のブースト消耗も少なくて済むためオススメ。
【特格⇒(ブースト回復)ステップ⇒前格】微上昇からの前格よりもブースト消費が大きい。どうしても誘導切りたい時に。
【特格⇒(ブースト回復)BDCメイン→前格】回避よりも敵に迫る際に取る行動。飛ぶまでのテンポは悪いが、ブースト効率は悪くない。
◆2-特射ズサCからの上昇【特射⇒前格】基本。バクゥを置きつつピョン格へ素早く繋がる、攻防に優秀な行動。
【特射⇒(ブースト回復)BDCorステップ⇒慣性ジャンプ】特格と違い1回横機動を挟んでから上昇へ移るためテンポが悪い。特射⇒前を強く推奨。
◆3-特格虹Cからの上昇【特虹⇒ディレイ前格】ディレイを置かないとブースト回復しないので注意。とはいえ誘導切りからの上昇なので割と安全。
----------
§上昇した後の行動【BD落下】空中でのラゴゥには、普通に落下するよりもBDすることでより早く落下できるという仕様があります。
地走移行も楽ちん。
【前虹ループ】前格虹ステキャンセルから前格してそれをまた虹キャン、のループ。上昇+誘導切りの組み合わせ。
接近戦での有力な拒否択の一つですが、振り切るだけなら垂直上昇の方が早いため使い分けましょう。
【ステップ特射】相手の頭上を取った上で、ステップから特射。
wikiにもある通り空中バクゥは暴れ潰しに有効なため、起き攻めでは「前>特射」の形で用いられます。
注意点として、自機が撃墜されると召喚していたバクゥも消滅します。
残り耐久値が70を割っている場合、相打ち狙いでの使用は控えた方がいいでしょう。
【BDサブ】落下慣性とBDベクトル慣性で3次元機動しつつ射撃。攻防ともに使える択。
ステップからのサブ射撃も誘導切り+水平軌道慣性で強いのですが、
BDからのサブの方がブースト消費少・落下慣性付与・斜め方向慣性移動も可能と総じて優秀。
近距離ではついついステップを踏みたくなりますが、BDCの方が良い場面も多いことは覚えておいてください。
【BDCBD格】発生や判定に優れるBD格をねじ込むための行動です。こちらもステップを踏んでから出すより、
入力の仕様上素早く出せ、BD落下による高度合わせや
旋回を生かした間合い調整ができるため使い勝手が良いです。
踏込み速度(突進速度)は遅いので、至近まで詰めてから出すか、
敵の反撃格闘を読んで潰す目的で使いましょう。
【前格生当て】TXのジャンピングフィンガーもそうですが、飛び上がりの分発生が遅れるためそうそう当たりません。
しかし出し切った際のブースト消費が少ないことから、前格で迫れれば迫れるほど、
その分接近に用いるブースト消費の効率がよくなります。
これを目当てに前格をなるべく出し切っていく(すぐに途中キャンセルしない)ことで、
自然と前格生当ての機会も多くなります。
…横格の回り込みがいまいちな分、こちらを使わざるを得ないという事情もあります。
【(BD)メイン→前格】上記の前格生当てとも関連する行動。
空中でのメインは信頼が置けないものの、それでもラゴゥより上の相手には普通に機能します。
それはつまりラゴゥが空中BDで降下すれば、その分相手はラゴゥより上に行くことを意味します。
そうしてメイン射撃を相手に置きつつ前格で追撃をかけることで、
敵は足を止めての迎撃が難しくなる、という理屈。
「メイン→前>>(横or斜めBDCから旋回)メイン→前…」という攻勢は
なかなか強力なので是非修得してみてください。
※なおメイン→前は盾が間に合うため見合った状況ではコンボになりません。あくまで追うための択です。
【BD⇒地走移行⇒ズサC】空中BDの落下速度の速さから、ブースト1/4も残っていれば十分可能。
ブースト残りわずかでも「低空横格>>ズサC」で足を止めずにズサCまで辿り着けます。
【OH時の足掻き】もしうっかり空中でブーストを使い切ってしまった場合。
こうなってしまうと地走移行してズサCするのは不可能なため、
何らかの足掻きを行うことになります。
サーチ替えしてよく動く前格か横格を行うのが基本で、
そこに盾や特射(⇒前格)を組み合わせましょう。
こればかりは相手の動き次第であり、最善手は存在しませんので、
実戦で各自いろいろと試してみてください。
==========
以上です。
(本当はコンボ関連についても書いていたのですが、長くなり過ぎたため削除しました。)
文章だけの理解に終わらず、必ず各項目ごとにフリーバトルやネット対戦で実践練習を重ねてください。
執筆者:migiT
>>485-493
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/57752/1431953344/485-493追記
筆者さんが自分のブログにコンボ関連の記事を投稿したようです(コメントにて連絡が来ました)
ラゴゥ(フルブ)用コンボデータあれこれ(外部リンク)アンケート結果
コラムの投稿・要望などは
コラム募集・作成スレでお願いします。
また、コメントでの筆者さんに対する誹謗中傷は問答無用で削除させていただきます。